落語好き腐女子の酒日記(仮)

落語と酒が好きな腐女子の日記です。

【落語会レポ】2月6日 PAN☆TEE 新メンバー探しの旅レポ 〜オナニスト達の狂宴〜

 

お久しぶりの更新です。

2月6日、ミュージックテイトで開催された『PAN☆TEE 新メンバー探し』の会へ行ってきました!
以下感想です。(会が終わった後勢いで書いたので誤字とかあったらすみません。後で編集するかも)


吉好 『勃起刑事(デカ)』
「中学生男子が作ったのかよ!」とツッコミたくなるような話。
まあ、勃起したチンコはツッコむものですけどねwwww
初のピンク落語ということでしたがお得意のアニメネタや、知人の性癖暴露を挿れたりw
本当に吉好さんってピュアっていうか天然というか、エロのレベルが中学二年生という感じがするw顔は一番スケベなんだけどね(※個人の感想です)


ぽんぽ娘 『童貞保険』
人に見られてヤるのは実は今年初めてというぽんぽ娘嬢。もう小ネタが面白くてw酒の席で使いたくなるようやエロフレーズが満載!
ウッカリ保険に入っちゃうと大変なことになるというメッセージも入っているのかなw(多分違う)

童貞を捨てたい、けれど風俗は嫌で、ちゃんと愛し合った人と捨てたい。

男っていつの時代も身勝手で、わがままでそれでいて可愛い生き物ですわね。

 

昇也 『あげぱん』(作:鯉白)
『成金(なりきん)』メンバーとしても有名な昇也さんが玉金(たまきん)の話をしているこの会にゲストとして出るなんて…!
しかも鯉白さんの狂った魅力が詰まった『あげぱん』をやるなんて!
そりゃあさ、鯉白さんが自分の思いを詰め込んだ落語なんだから鯉白さんの『あげぱん』がとても自然で美しいのは当たり前。
けどさ、『あげぱん』は昇也さんも言っていたけど、本当に完成度の高いネタだから、違った人がやるとまた違う一面を見せる。
ドリカムの『未来予想図II』や中島みゆきの『糸』のような名曲をいろんな歌手がカバーしてそれぞれ違う魅力がある様に。
昇也さんのあげぱんは本当に正統派の『あげぱん』だった。
昇也さんには鯉白さんの様に内側に秘めた狂気があるわけではない。だけどハマる人にはハマるけど人によっては拒絶反応が出てしまうようなクセの強い味がする鯉白さんの『あげぱん』を、昇也さんは本来の魅力を全く崩さないまま誰もが食べやすいような形で提供してくれた。そんな感じだ。
昇也さんは本当にどんな落語にもなじむ力を持ったスゴイ噺家さんだなぁ、と改めて思った。


トーク お悩み相談
※めっちゃ長いので割愛。早漏って大変なんだね。

 

瀧川鯉白 『オナニスト
瀧川鯉白という男は狂っている。
だけど、彼はとても論理的で、それでいて詩人的でもある。それが私の印象だ。

頑張っても報われない、思うような結果が出ない、人間誰しもそんなことがあるだろう。

そんな男の前に悪魔が現れて告げた。
「何故お前が苦しんでいるのか教えてやろう。神は変態だからだ。お前が苦しむ様を見て悦んでいる。神はお前でオナニーをしている。神のズリネタになるな。お前が神でオナニーをしろ」
そうして男はオナニストとなった。
彼女にオナニーを見られ事情を説明するも理解はされない男。
そんな男に対し、彼女は「オナニストとしてのオナニーを私に見せて」と言った……。


話は変わるが、私は先月、生まれて初めて能を観に行った。
着物を着た人がめっちゃゆっくり動いて何かボソボソ言ってて、眠くなるという噂のアレである。
私が観たのは『羽衣』という演目だった。
簡潔に言うと、男が地上に落ちた天女の羽衣を持って帰ろうとすると「それ私の羽衣だから返して🥺」と懇願されたので「踊りを見せてくれたら返すわw」と言った。するとめっちゃ美しい舞を見せてもらった…という内容だ。
はっきり言って前半は寝かけていたのだが、後半の舞のシーンの美しさは能の知識が全くない私でも惚れ惚れする美しさがあった。
数少ないセリフも半分以上、理解できていない。その上、舞はめちゃくちゃゆっくりだ。
それなのに私はただただ、言葉にならない美しさを感じた。言葉にできなくても美しいものは美しい。

オナニストの男のオナニーはそれと同じだった。
客席は笑っていたが、この男は、鯉白は、高座の上で本気でオナニストとしてのオナニーをしている。
この小さな高座の上で、服を脱いでもいないのに、オナニーが見える。しかも言葉にできないほど美しいオナニーが。まるでそれは天女の舞のような神々しさ。
オナニーにおける芸術性なんてものは私には分からない。けれども、彼はオナニーで神に挑んでいる。その姿は何て美しいんだろう。
私は濡れた(瞼が)。

以前、彼の別のオナニーシーンがある新作落語を聞いた時、脱いでいないはずの彼のチンコが確かに見えた、ということがある。
柳家小三治師匠をはじめ、名人と言われる落語家達の『時そば』を聴いた時、ないはずの蕎麦の器が見えた時の様に。
今、日本の落語界に彼ほど美しく高座でオナニーできる落語家がいるだろうか?いや、いない。
瀧川鯉白という男は高座の上のオナニーに一切妥協をしない。高座の上で射精をしそうな勢いで、汗だくになり、手を動かす。
チンコは出していなくても、触ってすらいなくても、本気でオナニーをする。


彼女は彼のオナニーの美しさに涙を流し、オナニストとしての男を支えることを誓った。
彼女が立ち去った後、男は微笑む。「あいつ、勝手に自分で納得していきやがった。あいつもとんだオナニストだな」

これで落語は終わり…そう思った瞬間、『オナニスト』の顔から『鯉白』の顔に戻った。
「この落語もオナニー」
悟りを開いたかのように呟く鯉白の姿には五光がさしているかのように見えた。


その直後、

「俺はオナニストだ」

と悪魔が乗り移ったかのように叫びながら高座から降りていく。
これで落語『オナニスト』は終わりなのだろうか?
いや、彼のこの落語は高座を降りた今も続いているのではないか。
彼の中に「神でオナニーする」という気持ちがある限りこの落語に終わりはなくて、もしかしたら彼の人生そのものが『オナニスト』という長い長い落語そのものなのかもしれない。

そしてこの文を書いて…否、カいている私もまたオナニストなのかもしれない。


ところで、男は悪魔が現れた、と表現していたが果たしてそれは本当に悪魔だったのだろうか。
狂わされた、という面だけを見ると悪魔かもしれない。だけど、神でオナニーするという救いを教えれくれたソレは男にとっては悪魔ではなく実は救世主だったのではないだろうか。

 

 

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どうして私は落語の映像配信、生配信を好きになれないのかを考えてみた。

※この記事は「何故、落語大好きな私が落語の映像配信を視聴することを好きになれないのか」ということを自問自答して、自分の考えを整理するために書いたもので、生配信を行なっている人やそれに関わる人、観ている人を否定したりする気持ちは一切ないです。

あと今飲んで酔っ払って書いたので日本語おかしかったり矛盾しててもメンゴってことでヨロピク。


世間は大変な状況になりましたね。
仕方のないこととは分かっておりますが、落語会、演芸会中止の情報を見る度に切ない気持ちになります。

そんな中多くの芸人さんがYouTube登録をしたり、落語の生配信をしたりしています。私の好きな落語家さん達もYouTube始めたり、生配信をしてくださったり、こんな状況でもファンに向けて落語を聴く機会を……!本当に素敵なことで、感謝しかないのですが、いざ観ると私はどうも映像の落語(特に古典落語)というのが苦手な様なのです。
落語家さんの雑談やトーク動画は編集されたものでも、生配信でもたまに観てるのですが(推し君の出ている雑談生配信は夜中の2時くらいまでやってるのを眠眠打破飲みながら聴いていたくらい)、落語の演目の配信は、きちんと編集されたものでも生配信でも、どうも苦手なのです。
苦手、というのは笑えないというか…積極的に観ようという気になれないのです。
いや、全く聴いていないという訳ではないのです。
ただ、何でしょう……当たり前ですが生と同じように楽しめないというか……誤解を恐れず言えば、好きな落語家さんでも生配信だとあまり観たいと思えないのです。
もちろん食わず嫌いはいけないと思ってちゃんと観ました。十日間連続生配信の師匠も、推し君の勉強会も、ちゃんと観ました。
でも、ダメでした。
笑えませんでしたし、観るのが疲れてしまい、途中で寝てしまったりしてしまったのです。

私は、落語好きと名乗る資格は無いんじゃないか、と思い勝手に落ち込んだり、生配信でタイムラインが盛り上がっている時話題に入っていけない自分が若干辛くもありました。


そこで何故好きになれないのか考えてみました。

●真正面でやっているから
落語の映像配信、特に生配信ではずっと一定の角度から撮っていることが殆どです。DVDやテレビなどでは編集されて見せ場で顔がアップになったり、横からのカットが入ったりとありますが、生配信では基本定点カメラ(あってる?)で正面から撮っていることが多いです。
私はコミュ障なのもありますが、真正面の前の方、しかも真ん中に座ることは滅多にありません。だから真正面での落語というのにすごく違和感があるというか……。
それに私は落語ではもちろん落語家さん全体を見るのですが、ふとした時に指とか着物の帯とか腹を見るのが好きなのです。だけど、定点カメラだとそうやって自分の好きなように視線を動かせない……それが嫌なのかもしれないです。

● 寄席、落語会の会場そのものが好きだから
私は寄席や落語会の雰囲気は勿論だが、切符を買って入る瞬間、開演前のワクワク感、他のお客さんと空間を共有している感覚が好きです。
また、終わった後、嬉しそうに帰っていくお客さんや、従業員さんの「ありがとうございました」なんて発言を聴きながら帰るのもたまらなく好きです。
当たり前だが家で画面越しではそれができない。
確かにネットで今○人が視聴しています、とかを観ると「この放送観ているのは私一人じゃないんだ」と思ますが、それでも現実では周りには誰もいません。
ネットだと「配信楽しみ」とか書いている人も、落語を聴きながら実況している人もいてワクワク感や楽しんでいるのは伝わってくるのですが、やはりその人の表情をきちんと見たいのです。
確かに某師匠の会の前は開始前から皆でTwitterでワイワイしたり、終わった後も感想を言ってたりするのですが、やはり直接見るのと書いてあるものを読むのではその喜びの伝わり方が違うでしょうし……。

●あまりに気軽に観れてしまうから集中できない。
いや、これは完全に私の問題ですね。
どういうことかと言いますと、寄席や落語会では楽しみが強いですが、ある種の緊張感があります。
それは「物音立てない様にカバンしっかり持ってなきゃ」とか「電源きちんと切らなきゃ」とか「トイレ行っておかなきゃ」とか。
極端な話、演目中にトイレに行きたくなったとします。けど生で観ている時だったら演目が終わるまで我慢しよう、と思うし必死に耐える。
でもスマホから観ていれば、すぐに一時停止できるし、生配信でもトイレに移動して用を足しながらも落語を聴くことができます(スマホをトイレに持ち込むことに対する衛生面の問題はあるけど)。
そんなのお前の意思が弱いからだろ、というお叱りも受けるかもしれないですが、家では私は本当に絵に描いたようなダメ人間なのです。仕事だったら締め切りがあったり、終わらせないと誰かに迷惑かけるから、となるので家でも何とか出来るが、普段は本当にだらだらしています。
だからその緊張感がないところで落語を聴くというのは落語に対して何だか申し訳ない気がするのです。
お酒を飲んだり、ベッドに寝転びながら、のようにだらだらした気持ちで落語の映像(特に生配信)を観るのは罪悪感があってできない、かと言って画面越しで正座して聴くほどの集中力はない……。だから映像の落語を苦手というか、自分がどう楽しんで良いのか分からないのかもしれないです。

じゃあ、お前は生で聴く以外で聴かないのか、と言われるとそんなことは無いんです。
落語のCDを聴くのは好きですし、YouTubeなどで芸人さんが配信している新作落語の音声はよく洗濯物を干したり畳んだらする時に聞いています。
生放送じゃない、映像がない音声のみのものなら他の作業しながら聴いてもセーフという自分の中の謎理論があるのです。(理由は自分でもよく分からない)

ちなみにこの時流しているのは新作落語のことが殆どです。
多分、古典は自分の中でストーリーがわかっているし、生で聴くものだという認識が無意識にでもあるからかもしれません。
逆に聴いたことない演目はなんの躊躇もなく受け入れられる。そんな感じなのでしょうか。
(本当に自分で自分がよくわからないw)


生で落語を聴けない時は、あえて映像は観ないで、何か作業をしながら音だけ楽しむ……。
多分私にはこの楽しみの方が合っているのでしょう。でも生配信の時に他のことをやりながら落語を聴くのは失礼な気がして……。
だから結局観ない、という選択肢をとってます。

むしろ、「生配信はこうやって観ると面白いよ!」とか皆さんの楽しみ方を教えて欲しいです。
いや、ホントに自分勝手な考えだな、私。

 

でも自分ではっきりと思っていることは、当たり前だろうけど落語は生で聴きたい!!ってことです。

まあ、これを言ったら元も子もないし、このご時世で生で演れないから配信してくれてるっていうのは分かっているんですよ!

あああああ!早く寄席で生で落語を聴きたい!!

以上!

落語好きに観てほしい映画3選

 

どうもー。
コロナの影響で家にいることが多くなった昨今。(お仕事の方は本当にお疲れ様です。そしてありがとうございます)

さて、私は仕事が減りいつもより映画や本を楽しめる時間が増えたので(暇なだけ)、私のオススメの映画を紹介します〜。


①『ぼんとリンちゃん』

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皆大好き桃月庵白酒師匠がオタク役で出演してるよ!
ストーリーは、ぼんちゃん(腐女子)と幼なじみのリンちゃん(男)がネットで出会ったオタク仲間のベビちゃん(白酒師匠)と協力し、彼氏に暴力振るわれている親友のみゆ(肉便器)ちゃんを助け出そうとする物語です。
古今亭志ん生師匠の名前がちょいちょい出てきたりするから落語好きはニヤニヤできるし、白酒師匠のオタク役がめちゃくちゃ面白い。
女の子に罵られたり、オタク狩りにあってオドオドしたり、高座では観られない姿がたっぷりご覧になれますよ。
4月30日まで『GYAO!』で無料配信されていますので是非観てほしい……!
また、桃月庵白酒師匠が出演している別の映画二本(下記参照)も『GYAO!』で無料配信されているのでお時間ある方は是非。
『ももいろそらを』(4月30日まで)
※会社がヤバくなり女子高生から金借りるおっさんの役です。広い意味でとらえると落語の『持参金』みたいなストーリーです。なんとも言えない雰囲気の映画です。
逆光の頃』(5月10日まで)
※こちらは白酒師匠の出番少なめです。でも京都の街並みが綺麗な映画。突然謎のアニメーションが入ったりしてビックリしたりする。

 

吉原炎上

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落語に出てくる遊び場と言えば?
そう!吉原!
そんな吉原で働くことになった主人公の久乃と花魁達の春夏秋冬の美しい物語。
久乃は吉原のことを何も知らないで入ってくるので一緒に吉原のシステムを学べる、まるで吉原入門映画のようでした。 
客引きの口上というか謳い文句も落語好きなら面白いと思うだろうし、某落語家さんが「遣り手婆の江戸弁が綺麗」と言っていたのでそういう面でも楽しめるかと。
物語は大きく、春、夏、秋、冬に分かれているのですが、それぞれ違った美しさと残酷さがあります。秋はマジでヤバい……。怖い……。
タイトルから壮大なネタバレをしているので(笑)結末は分かっていましたが、それでも切なさを感じます。

 

③寝ずの番

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落語家の葬式で起こる故人の思い出話、ドタバタ騒動的な映画(雑すぎる紹介)
葬式の映画だから当然人が死んでいるんだけど、全然辛い気持ちにならない!
何度も観返してしまう作品。
尚、下ネタが多いので苦手な人は苦手かもしれない。
でも死を扱った映画でこんなに明るい気持ちになれる、映画って少ないんじゃないかなw死んだらこんな風に周りの人に私のこと見送って欲しいなーと思える作品。


とりあえず三作品の紹介でしたー。
皆さんもオススメの映画とかあったら教えてください。

 


ではでは〜

私が『100日後に死ぬワニ』をブロックしている理由

Twitter上で『100日後に死ぬワニ』という漫画が流行っている。

ワニの日常を描いた四コマ漫画で一日一回更新されているものだ。

私はその『100日後に死ぬワニ』をブロックしている。

そう言うと友人に
「え!?何で?」
と言われたのでその理由を書いてみようと思う。

別に絵柄がムカつくとか、人気で皆が騒いでいてウザいからとかではない。
話としては日常の何気ない部分を切り取っていてとても面白いと思うし、何ならブロックしているけど、たまに別アカウントから一、二週間分くらいをまとめて見ている。
「じゃあ何でブロックしてるんだよ」って思うだろう。
だからその理由を書こうと思う。
と言っても私は自分の考えを書くのが苦手だし、自分の中でも考えがまとまっているわけではない。
なので酔っ払いの戯言だと思って聴いてほしい。


一言で言うと「自分が今生きているこの瞬間にも死が近づいている」という現実を突きつけられるのが怖いのだ。


最初の数日は「へー面白いな」という感じでフォローはしないまでもTwitterで誰かがRTするのを読んではいた。
ただ、死ぬまであと70日くらいになった時から見るたびに胸騒ぎがするようになった。

私は多分人より死の恐怖が強い人間だ。
年に何度か突然死に対する恐怖が襲ってきて泣き出したり、心臓が早くなって頭が混乱したりすることがある。
別に精神病とかではないと思う。ただ、虐待やイジメノのニュースを見た後はその混乱状況に陥りやすいので、そういうニュースはなるべく見ないようにするし、死への恐怖が強くなる時期が訪れると、電気を付けて、テレビやラジオなり音がある状態でないと眠れなくなる。
要するにビビリで臆病者なんです。


多分、ワニが死ぬ日を迎えて経った後ならまとめて読めるだろうし、もし『100日後に死ぬワニ』が一冊の漫画になっていたらその場で全部読めるだろう。
ただ、毎日一話ずつ更新されて一日、一日、死が近づいているという現実が怖いのだ。


もっと怖いのはネット上にはワニの死(というかどんな風に結末を迎えるか)を待っている人達がいっぱいいることだし、私もその中の一人になっていることだ。
ネット上では皆「ワニくん死なないでほしい」とか言っているけど、多分多くの人はワニがどんな最期を迎えるか心のどこかで楽しみにしているのではないだろうか。そして私もどこかで楽しみにしているのだ。そんな汚い自分を認めるのが嫌なんです。
要は自分の汚い部分が出てくるのが嫌なんです。
昔から嫌なことからはすぐ目を逸らしてしまう。だからブロックという手段を取ってしまいました。現実逃避なんです。所詮私はその程度の人間なんです。

それにワニは死ぬ日が決まっているが、ワニ本人はそれを知らない。
私たちはいわば第三者、あえていうなら神の立場でワニの日常を見ているのだ。
ワニが死ぬのはほぼ確定している(ほぼ、というのは作者の方が完結する前に亡くなる可能性はゼロではないし、実は壮大な伏線があって死なないという展開になる可能性もあるからだ)。
この瞬間にも作者は漫画の続きを描いているかもしれない。この文章を打っている間にもワニは死に近づいている。
ワニだけでなく漫画に出てくる他の登場人物も、この文章を打っている私も、作者も、読者も、『100日後に死ぬワニ』を知らない人も、みんな死に近づいている。
私の人生だって覗き見している第三者(神)から見たら「死ぬまであと○年●日」というのが分かるかとしれないのだ。
だから怖いんです。私はブロックという逃げの手段を選択しました。それなのに数日分をまとめてなら見ることができるんです。おかしいですよね。

まとまってない意見でごめんなさい。

お読みいただきありがとうございました。

 

コンドームについて学ぶ落語会に行ってきた話


※このブログは某キモヲタ腐女子の個人的感想です。

2月24日、新宿某所で開催された、コチラの落語会に行ってきました。

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そもそもpan⭐️teeってなんぞやって人はコチラを見て。

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桂ぽんぽ娘さん、快楽亭ブラ坊さん、瀧川鯉白さんという三人の落語家によるユニットである。会では下ネタの落語をやるのだが、それと別にお客さんからの性のお悩みに答えたりのコーナーもあったりする。

それにしてもこのユニットの正式名称だが、大文字なの?小文字なの?
チラシやツイッターアカウントによって表記が違うからそこんとこハッキリして欲しいんだぜ。

コロナウイルスの影響で落語会のお客さんが減っていたり、中止になる会も多い中、こちらの落語会はキャパ30ちょっとの小さな会場がほぼ満席。

ですが、楽しみにしていたゲストのコンドームソムリエAiさんがお休みに…。事情が事情なだけに仕方ないですが残念でした😭

開演前には来場者全員に指に付けるコンドーム、フィンドムが配られるというサービスがありましたw

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さて気になる会の内容はこんな感じです。


『pan⭐️tee狸』ブラ坊
古典落語『権兵衛狸』のパロディ落語。
登場人物が全員pan⭐️teeメンバー。
古典落語明烏』が吉原の仕組みの紹介落語だとするならば、この落語はpan⭐️teeメンバー紹介落語。
それにしてもブラ坊さんの桂T千代さんと瀧川R朝師匠のモノマネクオリティ高いな……。
ブラ坊さんは先日出演していた『ザ・ノンフィクション』でクズクズ言われていたし、実際クズなんだけど、クズになりきれていないんだよなー(※個人の感想です)。だから超絶クズだと思って彼の話を聴くと「いや、それほどクズじゃないじゃんwもっとクズいっぱいいるしw」と思うのです。でもこういう中途半端なクズが本当にタチが悪くて、ネタとして割り切ることも吹っ切れることもできなくて、ある意味一番のクズなのかもしれないし、こんなことを書いている私こそ一番のクズですね。はい。


『???(題名不明)』ぽんぽ娘
セックスの相性はめちゃくちゃ良いけどそれ以外はクソな男か、セックスはクソだけど収入が安定している男、どちらが良いか…。
女性なら一度は考えたことある人もいるのではないでしょうか。
これはそんなテーマの落語です。
もうとにかく笑える。主人公の女の優柔不断さや流されやすさによるイライラを感じつつも「わかるーーー!」と共感できてしまうとこが多々ある辺り、所詮私も「女」という生き物なんだなぁと思ってしまうw
そして男が女にハメるシーンでハメもの(音楽)が流れるという演出には大爆笑w
「女はね、女友達には自分より少し不幸でいて欲しいの!」
落語の中にあった主人公のこのセリフに答えがつまっている気がした。
こういうこと書くとフェミニストさんとかが叩くのかな〜。でもぽんぽ娘さんの落語は全然女性を貶めているとかそうじゃないんだよ。こういう嫌な部分も含めて女って面白いよな、って思わせてもらえるのよ。亡くなった立川談志師匠が「落語とは人間の業の肯定」と言ったように、女の弱い部分やズルイ部分が出る出てるぽんぽ娘さんのピンク落語ってまさに業の肯定じゃないかなと思うのです。(※個人の感想です)


『題名不明(ネタ下ろし)』鯉白
私は瀧川鯉白という男に非常に興味を持っている。
決して彼はイケメンでもないし(※個人の感想です)、愛想が良くて喋りが達者とかでもない(※個人の感想です)。
でも彼の佇まい、その声、そしてその語りから生まれる新作落語は何故か「内に秘めた狂気、悲しさ、そして人間の可愛らしさと美しさ」を感じるのだ。(※個人の感想です)
それは彼の複雑な生い立ちや家庭環境がそうさせたのだろうか。

ストーリーは敵に城を包囲され、死を覚悟した殿が最期のオナニーをするだけの噺だ。
一言で言おう。
あの落語はとても美しい「人間讃歌」だった。(※個人の感想です)
あれは松之丞改メ神田伯山の披露目の大初日『中村仲蔵』を聴いていたときと同じくらいの衝撃だった。(※個人の感想です)
誰にも理解されなくて孤独と戦いながら「誰か一人で良い、俺を分かってくれ」と思っていた仲蔵。
死ぬ間際に射精しようと町娘のエロ本でオナニーする殿。
一緒にするなって?
どちらも必死で自分の目的(芸道と射精)を達成しようとただただ懸命に生きている。
懸命に生きている人は、美しい。

オナニーシーンでは着物の裾をまくり高座の上にあぐらをかいて座った。
確かに彼は着物下にステテコを履いていたし、パンツも履いていただろう。
でも私の目には、見えないし、見たことないはずのない彼のチンコが確かに見えた。
これはもはや公開オナニーだ。
彼の命をかけたオナニーを見せられている。
死を覚悟し、汗だくになりながら命をかけてオナニーする男の姿はもはや芸術の域だった。
殿のオナニー姿を通り越し、そこには普段の瀧川鯉白のオナニーが見えた。
なんて、この人は純粋に美しく狂っているんだろう。
サゲはくだらないって?それで良いんだ。完璧なんていらないんだ!射精も人生もそれくらいあっけなく終わる…そんなもんでしょ?
あの汗だくの表情の中にある確かな色気、狂気、悲しさ、そして生きている喜びが見えた。嗚呼!なんて人間って愚かで素晴らしいんだろう。(※個人の感想です)


お仲入り

コンドーム紹介&お悩み相談
本来だったらゲストであるコンドームソムリエAiさんによるコンドーム講座だったのですが、事情により出演できなくなってしまったため、pan⭐️teeメンバーによる(というかブラ坊さんによるオススメコンドーム紹介。
紹介されたコンドームがお馴染みのSKYNやZONEだったので私としてはもっと変なコンドームを知りたかったな〜と。私としては元デリヘル店長の鯉白さんのオススメコンドームが気になった……。
今度こそコンドームソムリエAiさんのコンドーム講座が聴きたいな。
そしてその後はお悩み相談。時間の関係で短め。


『題名不明(コンドーム落語)』ブラ坊
こちらも古典落語『孝行糖』という古典落語のパロディ。ブラ坊さんって古典のエロ改作上手いよなぁって思う。
コンドームの売り文句とかもうちょっと考えればもっと面白くなるかも😂
せっかくあるコンドームの知識をもっと入れて欲しいぜ!!
(もう書くの疲れた)

 


コンドームソムリエさんがお休みになったのはショックだったけど、全体的にはとっても満足度の高い会でした♪

※いただいたフィンドムは私が楽しく奴隷に使いました

時給千円以上で何でもするという落語家『快楽亭ブラ坊』を雇ってみた話。

※これは今から約一年近く前の話です。当時の私の日記を書き起こし加筆修正を加えたものを掲載しようとしたのですが、単なる日記なので読み返しても別に面白くなかったので風俗レポ文体にしようとしたら単にテンション高いだけの文章になってしまいました。


どうも〜!先日五年半付き合っていた元彼と修羅場になり、別れて半同棲を解消した童亭知代女(どうていしよじょ)でございますw
独り身は寂しいのでパクッと新しい男に食いついてヨロシクやっている身の上のオイラですが、一つだけ問題が😅

同棲していた元彼の家にはオイラの大量の落語本コレクションをはじめ、多数の荷物が置きっぱなしになっているのです。
さらに勢いで出て行ったので合鍵も持ったまま……。
早く荷物を回収し合鍵も返して、ぶっちりと縁を切りたい〜!とオイラの心はショート寸前w
しかしオイラのようなか弱い女一人では到底運ぶことができない量の荷物…。何度も家に行ってちまちま運び出すのも面倒だし、車も無いから一度で済ませるのは到底困難です。誰かちょっとのお金で荷物運び手伝ってくださるような素敵なお方はいないかな〜?と思いつつも現実逃避とばかりにツイッターへと逃げ込みますw
そんな時、目に入ったのがオイラが注目している若手落語家快楽亭ブラ坊ちゃんのツイッターですw

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時給千円以上で何でもやってくれるという驚きの鬼コスパ……!
それにしても最近の若い子はSNSで自分の会の情報発信してくれたり、割引券出してくれたりで本当にありがたいですなw
早速DMにて問い合わせするとその日のうちに返信が返ってきました。
こういう対応がスピーディーな所はとても好感が持てます。
もっと某若手の○○とか◆◆も見習ってくれれば…w
その後詳細を電話で話し予約完了したのですが、電話対応も丁寧でした。客としてはとても気持ちがいいですねw

ちなみに今回は当初180分コース(3000円)+交通費で依頼していたのですが、ブラ坊ちゃんのサービスがあまりに良かったので延長してオプションの焼肉デート(もちろん全額オイラ持ち+お礼)を付けさせていただきますたw

さて当日、事前に「なるべく動きやすい服装とキャリーケースや大きなバッグの持参」をお願いしていただけに待ち合わせ場所に現れたブラ坊ちゃんは見るからにスポーティーな印象w
早速元彼の家へと二人で突撃〜!
※もちろん元彼とは鉢合わせないように時間は事前連絡してあります。

お部屋に入るとブラ坊ちゃんは慣れた手つきでキャリーケースを広げて準備を整えます。
「それでは早速始めますか」
オイラがそう言って本棚から本を取り出してブラ坊ちゃんに渡します。
ブラ坊ちゃんはどんどん本を詰め込んで行きます。
本の扱いも丁寧だし、真面目にやってくださるので作業がとても捗ります。
これは師匠の教育の賜物でしょうか。こちらとしてはとてもやりやすかったです。
オイラは絶版になった落語本や昔の落語に関する新聞記事の切り抜き等も持っているのですがそれを見たブラ坊ちゃんがゆっくりページをめくりながら
「うわぁ…すごいですね」
と。本業の方に自分のコレクションが褒められるのは悪い気がしないですねw
おしゃべりも楽しみたいところですが、なるべく早くフィニッシュを迎えたいのもまた事実w
黙々と作業を進行していきますw
大きなキャリーケース二つ、リュック、大きな布バッグ、紙袋はもう本でパンパンですw
「そろそろ出ます…?」
ブラ坊ちゃんの合図に時計を見ると当初の滞在予定時間より若干オーバー💦
元彼と鉢合わせする危険は避けたいところですので最後は急ぎ足に😅
正直量が多すぎて諦めてしまった本もあるのですが、それでも一通り運び出すことが出来ましたw
忘れ物が無いか確認して、最後は合鍵をポストに投入してフィニッシュしますたw

その後重い荷物を持って電車移動し徒歩で10分ほどでオイラの家にw
地下鉄からJRの乗り換えではエレベーターやエスカレーターがない場所もあり、これにはさすがのブラ坊ちゃんもヒイヒイ言っておりましたw

本来でしたら家まで荷物を運んでもらって終わりなのですが、お腹が空いたしこの後オイラもブラ坊ちゃんも予定が無いと言うことで地元の焼肉屋さんでお肉タイムに突入ですw
もちろん一杯目からお互い生を注文w後はせっかく来たのだからと、ここぞとばかりに良い肉を注文です。
その後は終電までブラ坊ちゃんのおしゃべりが止まらず…


楽しいひと時を過ごせましたw

以下、点数です。

良かった点
○本当に時給千円で何でもやってくれる
○連絡はつながりやすく、レスポンスも早い
○多少の力仕事も引き受けてくれる
○移動中のおしゃべりも楽しい

気になる点、および注意点
○今後彼の落語会に行くのが若干気まずくなるかも
○本業が落語家なのでスケジュールが100%融通が効くわけではない
○坊主頭なので坊主頭が嫌いな人は注意が必要
○ちょっとお腹周りに肉が付いている

【総評】☆☆☆☆
一通り大量の荷物を運び出せたのでオイラとしてはそれで満足だったのですが、手際の良さ、トーク、オプションの焼肉での手際の良さ、全て満足。
ただ今後の彼の落語家人生に期待を込めて☆4つとさせていただきます(オイラは滅多に5は出しませんw)。
働きがとても良くコスパも◎なのでリピ確定ですw
そしてブラ坊ちゃんはまだ時給千円以上で何でもやるバイトを募集しているそうです。

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皆さんも何かあったら彼に頼んでみると良いかもしれませんw
あと、2月9日のザ・ノンフィクションで彼の一年間の密着が放送されるようです。

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こちらも是非w


以上、童亭知代女の体験ルポでした〜w