落語オタクの腐女子がブログを始める
初更新なのだからもっとカッコイイタイトルとか付けたかったがそんなセンスはない。
ブログをはじめる、その理由を書く。
私には仲の良い六十代の独身男性がいる。
その方、仮にBさんとしておこう。
Bさんと私は月に一度ほど会って、お芝居を観に連れて行ってもらったり、食事をご馳走になる関係を一年ほどしている。
それ以上の体の関係はない。
高級寿司屋で二人で並んでいると
(絶対、親子ではないな……。キャバ嬢の同伴……にしては見た目地味すぎるな)
(今流行のパパ活か……?でもそれならもっと可愛い子選ぶだろ)
みたいな目線を感じる。
自分で言うのもアレだが私は美人ではない。
司馬遼太郎と大木凡人を足して二で割ったような外見だし、かと言ってスラッとしたモデル体型でもないし、頭が良いわけでもない。
ある時Bさんに
「なんで私みたいな女と遊んで下さるんですか?」
と聞くと一言
「君は面白いから」
と言われた。
(そっか……私は面白いのか)
詳しくは書けないが、Bさんは人前で喋ったり本を書くことを仕事をしているので、その業界ではかなりの有名人である。
そんな人から『面白い』と言われた。
人一倍、勉強も運動もできず、なんの取り柄もないまま過ごしていた私はプロに認められるくらい『面白い』のだ。
「何か書いてみれば」
と言われ調子に乗った私はブログをはじめることにした。
なお、Bさんは重度の機械音痴でパソコンがほとんど使えないので、このブログがバレる心配は多分ない。