妄想!前座喫茶
『執事喫茶』というものをご存知だろうか。
店員が執事で、客が女ならお嬢様で男ならおぼっちゃまという設定でもてなしてくれる喫茶店だ。
私も何度か行ったことがあるのだが、これがかなり楽しい。
席まで執事さんがエスコートしてくれ、椅子を引いてくれ、席に着き紅茶を頼むと自分のイメージにあったカップを選んでくれたりする。
時間制なのだが帰る時間になると「乗馬の時間でございます」と言われる。
ほんのひと時ではあるが本当のお嬢様のような気分を味わえるのだ。
そこで思いついたのだが、『前座喫茶』というのはどうだろう。
店員が前座という設定で客が師匠という設定の店だ。
店員さんに流石に本物の前座さんを使うことはできないので、落研の大学生とかのバイトを募集する。
入店すると「おはようございます」と言われ、席に案内され、お茶を出され、ネタ帳(メニュー表)を出される。
もちろんメニューも落語に関連したものにする。
『ちりとてちん』
『時そば』
『ぜんざい公社』
『まんじゅう怖い』
など思い起こせば食に関係する落語は多い。
『千両みかん』にかけてみかん一個一千万円で売っても良いかもしれない(誰も買う人いないだろうがネタとして)
執事喫茶のように時間制にし、時間になると前座さんに「師匠、高座の時間でございます」って言われるシステム。
帰りに靴は揃えてあるし、帰る際のお見送りの言葉はもちろん
「お疲れ様でございます」
何だかこれだけでは物足りないな。
そうだ、メイド喫茶のショータイムみたいな感じで、実際に落語や三味線演奏などを聴ける時間とかあっても良いかもしれない。
あとは太鼓体験とかも。
とまあ、つらつらと妄想を書かせていただいた。
……需要、ありますか?(笑)