落語好き腐女子の酒日記(仮)

落語と酒が好きな腐女子の日記です。

朝起きたら下半身裸だった話

大学時代、酔っ払った友人を送って行ったことがある。
水を自分にぶっかけたり、途中で何度もトイレに行きたがり、更にはトイレに入ったコンビニで酒を買ったり、終いには路上で突然
「俺を人間界に連れてってくれ」
と叫ばれた。
酔っ払いってクソめんどくせえなと思い、私は酒を飲むにしてもオシャレなバーで二杯くらい飲んで帰るカッコイイ酒飲みになろうと決めていた。

 


あれから数年。私はどこにでもいる酒飲みとして週に三回は一人飲みに行くようになった。
そして昨日も飲みに行き……

 


朝起きたら下半身裸だった。


 
とりあえず辺りを見回す。
どっかのホテルとか知らない男と家とかではない。
だからウッカリその場で出会った男とヤッちゃった☆とかではなさそうだ。
あとパンツは何故か枕元にあった。後で確認して気付いたことだが、ズボンは玄関にあった。
とりあえず外では脱いでないようだ。
社会的なモラルは守っていたようだ。セーフ。

 


昨日のことを思い出してみよう。
何が無性に飲みたい気分になり、価格は良心的だがオーセンティックなバーへ行った。
カクテルを飲みながら、隣に座った会社員と最近あった面白エピソードを話したり、彼の朝礼スピーチの内容を何故か一緒に考えたりして楽しい時間を過ごしていた。
彼が帰って少しすると、別の男性客が入ってきた。
粋なウイスキーの飲み方をする40代男性だった。
何となく話しているうちにウイスキーを私がほとんど飲んだことないのを告げると一杯ご馳走してくれた。
美味しかった。
更にはチーズもご馳走してくれて「私、今めっちゃ大人な飲み方してる」と感動した。
男性が帰った後も私はご馳走になったウイスキー飲んでいた。
改めてみるとボトルがかっこよかった。じっとボトルを見ていたらマスターが「このボトルあと二杯くらいで空になるから飲んだら持ってっていいよ」と言われたのでそれから二杯ちびちび飲んだ。
流石にこれ以上飲むと危険だなと酔っ払いなりに思ったのでストップした。


会計を済ませ、店から出た。
その後の記憶がほとんどない。

 


そして朝起きたら下半身裸である。
テーブルの上には貰ったボトルが置いてあった。

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このボトルは戒めとして、どこか部屋の目立つ位置に置いておこう。

っていうかお酒はほどほどにしような。


尚、今現在二日酔いが酷くて、この文を書きながらも中々起き上がることができない。