落語好き腐女子の酒日記(仮)

落語と酒が好きな腐女子の日記です。

アマチュア落語団体の見学に行った話

以前、『趣味で落語をやってみようかな』という趣旨のことを書いたら知り合いから某アマチュアの落語会(天狗連って言った方がいいのか)を紹介していただき見学させていただいた。
その時の出来事や私なりの思ったことを書いてみようと思う。
なお、これはあくまで私の感想です。
また特定を避けるため、ぼかした表現をしたりしてます。


某月某日、知り合いの橋渡しでアマチュア落語会の稽古会の見学をさせていただくことになった。
マチュア落語会の会員(理事か何か)という女性に
「○○さん(その日は休みだった)の紹介で本日見学をさせていただきます」
という旨を伝えると
「○○さんは会のこと正直良くわかっていない人なんでこっちから説明させていただきます」
と言われた。
サバサバした印象の女性だ。色々普段の活動などをを教えてくれたが、私が質問をすると
「それって要するに■■ってことを聞きたいんですよね?」とか
「今それ知りたいんですか?」
と質問するたび不機嫌になっていくのが目に見えて分かって、失礼だけどちょっと面白かった。
きっと私の質問内容が的を得ていなかったのだろうし、オドオドした態度が良くなかったんだろうが。

見学なので一番後ろでコソッと見ることに。
普通のサラリーマンから学生風の男の子からおじいさんまで。
中には小学生の男の子も何人かいて、初めて会う子同士が「何年生?高座名もうあるの?」
と本名でなく高座名から先に聞いている姿にはほのぼのとした。

時間になると来ている人から順番に落語を披露していく。
小学校の子達がのびのびとやっているのには癒された。
ただみんな自分が落語やっている時以外はスマホをいじっている人が多かった。
他の天狗連の会もこんな感じの雰囲気なのだろうか。

一番面白かったのは、それまで全員に「まだ棒読みだね」とか「あそこの仕草をもっと分かりやすく」とか一言一言アドバイスしていた男性が落語に入った途端、8割くらいの人が携帯をいじり出したことだった。

後片付けをしている時に、最初説明してくれたサバサバ系女の人に
「入会しないんですか?」
と言われたが
「やっぱり落語は聴いている方が気が楽なので……」
と言ってさりげなく断った。すると
「むしろ聴くだけの会員さん募集してますよ。皆、自分が落語やりたい人ばっかで落語を聴きたいだけって人がいないんで」
と言われた。
うーん……。入会し、月数百円払ってアマチュア落語家さんの落語を聴くだけなら、申し訳ないけど私の場合は前座さんや二ツ目さんでもプロの人のワンコインの落語会行く方をとるな、と思った。自分で落語をやりたいって人には切磋琢磨できる良い環境だと思うが。

そこの会が悪いんじゃなく、むしろ値段も良心的で、趣味で落語をはじめたいという方には良い会だと思うが私の肌には残念ながら合わなかった。

 

というか私はアマチュア落語の世界は向いてなさそうだ……。