落語好き腐女子の酒日記(仮)

落語と酒が好きな腐女子の日記です。

コンドームについて学ぶ落語会に行ってきた話


※このブログは某キモヲタ腐女子の個人的感想です。

2月24日、新宿某所で開催された、コチラの落語会に行ってきました。

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そもそもpan⭐️teeってなんぞやって人はコチラを見て。

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桂ぽんぽ娘さん、快楽亭ブラ坊さん、瀧川鯉白さんという三人の落語家によるユニットである。会では下ネタの落語をやるのだが、それと別にお客さんからの性のお悩みに答えたりのコーナーもあったりする。

それにしてもこのユニットの正式名称だが、大文字なの?小文字なの?
チラシやツイッターアカウントによって表記が違うからそこんとこハッキリして欲しいんだぜ。

コロナウイルスの影響で落語会のお客さんが減っていたり、中止になる会も多い中、こちらの落語会はキャパ30ちょっとの小さな会場がほぼ満席。

ですが、楽しみにしていたゲストのコンドームソムリエAiさんがお休みに…。事情が事情なだけに仕方ないですが残念でした😭

開演前には来場者全員に指に付けるコンドーム、フィンドムが配られるというサービスがありましたw

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さて気になる会の内容はこんな感じです。


『pan⭐️tee狸』ブラ坊
古典落語『権兵衛狸』のパロディ落語。
登場人物が全員pan⭐️teeメンバー。
古典落語明烏』が吉原の仕組みの紹介落語だとするならば、この落語はpan⭐️teeメンバー紹介落語。
それにしてもブラ坊さんの桂T千代さんと瀧川R朝師匠のモノマネクオリティ高いな……。
ブラ坊さんは先日出演していた『ザ・ノンフィクション』でクズクズ言われていたし、実際クズなんだけど、クズになりきれていないんだよなー(※個人の感想です)。だから超絶クズだと思って彼の話を聴くと「いや、それほどクズじゃないじゃんwもっとクズいっぱいいるしw」と思うのです。でもこういう中途半端なクズが本当にタチが悪くて、ネタとして割り切ることも吹っ切れることもできなくて、ある意味一番のクズなのかもしれないし、こんなことを書いている私こそ一番のクズですね。はい。


『???(題名不明)』ぽんぽ娘
セックスの相性はめちゃくちゃ良いけどそれ以外はクソな男か、セックスはクソだけど収入が安定している男、どちらが良いか…。
女性なら一度は考えたことある人もいるのではないでしょうか。
これはそんなテーマの落語です。
もうとにかく笑える。主人公の女の優柔不断さや流されやすさによるイライラを感じつつも「わかるーーー!」と共感できてしまうとこが多々ある辺り、所詮私も「女」という生き物なんだなぁと思ってしまうw
そして男が女にハメるシーンでハメもの(音楽)が流れるという演出には大爆笑w
「女はね、女友達には自分より少し不幸でいて欲しいの!」
落語の中にあった主人公のこのセリフに答えがつまっている気がした。
こういうこと書くとフェミニストさんとかが叩くのかな〜。でもぽんぽ娘さんの落語は全然女性を貶めているとかそうじゃないんだよ。こういう嫌な部分も含めて女って面白いよな、って思わせてもらえるのよ。亡くなった立川談志師匠が「落語とは人間の業の肯定」と言ったように、女の弱い部分やズルイ部分が出る出てるぽんぽ娘さんのピンク落語ってまさに業の肯定じゃないかなと思うのです。(※個人の感想です)


『題名不明(ネタ下ろし)』鯉白
私は瀧川鯉白という男に非常に興味を持っている。
決して彼はイケメンでもないし(※個人の感想です)、愛想が良くて喋りが達者とかでもない(※個人の感想です)。
でも彼の佇まい、その声、そしてその語りから生まれる新作落語は何故か「内に秘めた狂気、悲しさ、そして人間の可愛らしさと美しさ」を感じるのだ。(※個人の感想です)
それは彼の複雑な生い立ちや家庭環境がそうさせたのだろうか。

ストーリーは敵に城を包囲され、死を覚悟した殿が最期のオナニーをするだけの噺だ。
一言で言おう。
あの落語はとても美しい「人間讃歌」だった。(※個人の感想です)
あれは松之丞改メ神田伯山の披露目の大初日『中村仲蔵』を聴いていたときと同じくらいの衝撃だった。(※個人の感想です)
誰にも理解されなくて孤独と戦いながら「誰か一人で良い、俺を分かってくれ」と思っていた仲蔵。
死ぬ間際に射精しようと町娘のエロ本でオナニーする殿。
一緒にするなって?
どちらも必死で自分の目的(芸道と射精)を達成しようとただただ懸命に生きている。
懸命に生きている人は、美しい。

オナニーシーンでは着物の裾をまくり高座の上にあぐらをかいて座った。
確かに彼は着物下にステテコを履いていたし、パンツも履いていただろう。
でも私の目には、見えないし、見たことないはずのない彼のチンコが確かに見えた。
これはもはや公開オナニーだ。
彼の命をかけたオナニーを見せられている。
死を覚悟し、汗だくになりながら命をかけてオナニーする男の姿はもはや芸術の域だった。
殿のオナニー姿を通り越し、そこには普段の瀧川鯉白のオナニーが見えた。
なんて、この人は純粋に美しく狂っているんだろう。
サゲはくだらないって?それで良いんだ。完璧なんていらないんだ!射精も人生もそれくらいあっけなく終わる…そんなもんでしょ?
あの汗だくの表情の中にある確かな色気、狂気、悲しさ、そして生きている喜びが見えた。嗚呼!なんて人間って愚かで素晴らしいんだろう。(※個人の感想です)


お仲入り

コンドーム紹介&お悩み相談
本来だったらゲストであるコンドームソムリエAiさんによるコンドーム講座だったのですが、事情により出演できなくなってしまったため、pan⭐️teeメンバーによる(というかブラ坊さんによるオススメコンドーム紹介。
紹介されたコンドームがお馴染みのSKYNやZONEだったので私としてはもっと変なコンドームを知りたかったな〜と。私としては元デリヘル店長の鯉白さんのオススメコンドームが気になった……。
今度こそコンドームソムリエAiさんのコンドーム講座が聴きたいな。
そしてその後はお悩み相談。時間の関係で短め。


『題名不明(コンドーム落語)』ブラ坊
こちらも古典落語『孝行糖』という古典落語のパロディ。ブラ坊さんって古典のエロ改作上手いよなぁって思う。
コンドームの売り文句とかもうちょっと考えればもっと面白くなるかも😂
せっかくあるコンドームの知識をもっと入れて欲しいぜ!!
(もう書くの疲れた)

 


コンドームソムリエさんがお休みになったのはショックだったけど、全体的にはとっても満足度の高い会でした♪

※いただいたフィンドムは私が楽しく奴隷に使いました