落語好き腐女子の酒日記(仮)

落語と酒が好きな腐女子の日記です。

ドキッ❣️人生初の壁ドン体験‼️

 

ここ最近、マンションのお隣さんの壁ドンのようなものに悩まされている。

壁ドンと言っても少女漫画みたいに「お前、オレの女になれよ」と言い壁際に追い詰められて手を壁にドンと突き迫られる方じゃなく、マンションの壁を殴られる方の壁ドンである。

壁を手でドンとやっている感じではなく、何と言うのであろうか……固いもので壁を叩いているような……そんな感じの音である。
多分壁に物をぶつけているような……そんな音である。
だから正確には壁ドンではないのかもしれないが、便宜上ここは壁ドンと呼ばせていただく。

最初は私の生活音がうるさいのかと思ったが、黙って本を読んでいる時やパソコンをいじっている時でも壁ドンをされる。

だから多分「うるせーぞ!」という意味で壁ドンしている訳ではないようだ。

では何故お隣さんは壁ドンしてくるのか。
行きつけの飲み屋に行き、マスター&常連の兄さんと一緒に考えてみた。

ちなみに私はお隣さんの姿は離れた位置から部屋に入っていく姿を一回見ただけで、会話もしたことがない。
私がお隣さんについて知っていることは
・多分30代男性(大人しそうで、ちょいとぽっちゃり)
・平日昼間は音が全くしないので家にいないことが多い(と思う)
ってことくらいだ。
・私が家に帰る夜の10時半頃には既に帰って来ていることが多い
・遅いと夜中の1時くらいまで壁ドンが聞こえてくることも

こんなとこだ。
これらの情報を踏まえていくつか仮説を立ててみた。

 

仮説①ダーツが趣味
真っ先に上がった仮説がこれだ。
実はお隣さんはダーツが趣味で私の部屋側の壁に的を置いてある。
それで家で練習しているときにダーツの矢が刺さり、その振動が壁を通して伝わってくる。
ありえない話ではない。
しかし「ダーツなら三回連続で投げるのが1セットだからそんな感覚でで音が聞こえるはずだよ」とマスターに言われた。
お隣さんの壁ドンの音は完全に不規則だ。
よってこの説は排除される。


仮説②小説家or漫画家
実はお隣さんは夜型の小説家(漫画家)で原稿を書いているが、内容に詰まると混乱して壁に物を投げつけているorペン等の固いもので壁を叩いている。
事実、小説家や漫画家でも昼間働いているという人は大勢いる。
あながち間違いではないかもしれない。でもそれなら叫び声とかも聴こえてくるだろうし、夜中になるに連れて壁ドンが激しくなってくるのでは?という疑問がまだ残る。


仮説③ナイフ使い(暗殺者)
他の説が思いつかずだらだら酒を飲んでいると突然常連のお兄さんが口を開いた。

「お隣さん、もしかしてナイフ使いの暗殺者じゃね?」


まさかの説である。
私が「でも一回だけお隣さん遠くから見たことありますがちょっとぽっちゃりしてましたよ」と言うとお兄さんは
「いや、ナイフ使いにぽっちゃりは関係ないよ」言った。
なるほど。確かに見るからに鍛えてそうな見た目だとターゲットに暗殺者とバレて逃げられてしまうかもしれない。
言われてみれば某北の国の独裁者のお兄さんを暗殺したのも、とても暗殺者には見えないお姉さん二人だったっけ。

昼間は社会に溶け込んで普通に仕事をし、夜は暗殺者。だから普段、家でもナイフ投げの練習を日夜しているのだ。
これなら納得がいく。

お隣さんはナイフ投げのプロで暗殺者。
よし、これで謎は解けた。


……マジで引っ越してえな。
っていうか暗殺者ならもっと静かにナイフ投げろよ。