落語好き腐女子の酒日記(仮)

落語と酒が好きな腐女子の日記です。

ファンレターの渡し方

何とか憧れの落語家さんへのファンレターを書き上げることに成功した私だが、どうやって渡すかを全く考えてなかった。

さて、どうやって渡すべきか。

 

①事務所に送る

アイドルとかならこれが一番ベストだ。

しかし、私の好きな落語家さんは落語協会にも落語芸術協会にも所属していない。

事務所と言っても事実上ほとんどの事務手続きとかを落語家さん達がやっている。

事務所に送るということはつまり、他の落語家さんに私がファンレターを書いているがバレてしまうということだ恥ずかしい。

これはナシだ。

 

②本人に直接渡す

 これも理想的な渡し方だろう。

キャパの狭い落語会で師匠がお客さんのお見送りをしている時に渡す。他の落語会でそういうお客さんを見たことがある。

しかし、私は道で偶然師匠に会っただけで泣き崩れ、師匠の目の前からダッシュで逃走してしまう人間だ。

そんな度胸があれば苦労しない。

これもナシだ。

 

③お弟子さん(前座さん)に頼む

これもまあ、アリだ。しかし、お弟子さんにファンレターを頼むと

(うわっ……こんな奴がうちの師匠のファンなのか。キモッ)

と思われるかもしれないと考えたら無理だ。

同じような理由で落語会のスタッフさんに渡すのもナシだ。

 

 

④すれ違いざまに着物の袂に投げ入れる

師匠はプライベートでも着物なのでけっこう本気で考えた。

しかし、私は運動神経も反射神経も悪いし、コントロールもない。

断念することにした。

仮に成功したところで師匠が気付いてくれない&不気味に思って捨てられる可能性が高い。

 

⑤友達に頼む

頼んでみたら

「いい歳して何恥ずかしがってんの?ファンって言われたら向こうも嬉しいだろうし、自分でやれよ」

と言われた。

 

 

……結局、書き上げたファンレターは当分引き出しに眠らせておくことになりそうだ。

 

なんていうか、私の中では「自分みたいな人間が師匠のファンであるのが申し訳ない」という気持ちが強いみたいだ。

まずは師匠のファンと言っても恥ずかしくないような教養や収入を持った人間になりたい。あと痩せよう。

 

ファンレターを渡すのはそれからだ。