落語好き腐女子の酒日記(仮)

落語と酒が好きな腐女子の日記です。

私が飲み屋で出会った愉快な人三選(初対面でおごってくれた人編)

私は酒が大好きでよく一人飲みへ行く。
一人飲みをしていると初対面で仲良くなったり、中にはご馳走してくれるというこの世に舞い降りた天使みたいな方もいます。
そこで今回は初対面で奢ってくれた人の中から特に印象深い人を三人紹介します。


四年間付き合った彼氏と別れたという話(15分ワンセット)を延々と繰り返してきたお姉さん。

このお姉さんは彼氏と別れたばかりということで、ずっと落ち込んでいました。
「別にどっちが悪かったとかじゃないんだけどね」
と言って別れるに至った経緯とか恋愛と仕事の両立についての意見を15分ほど述べ始める。
お姉さんが一通り話終わったと思ったらまた「別にどっちかが悪かったとかじゃないんだけどね」
と振り出しに戻って何度も同じ内容の話を聞かされました。
三回目に聞かされている時は(いや、どっちかが悪かったから別れんたんでしょ)と思ったがあえて突っ込まなかった。
ちなみに落語には『うどん屋』という演目があります。うどん屋の男が酔っ払いの男に同じ話を何度も聞かされるというものです。
まさにこの状況だなと思いました。
ご馳走になったのはレモンサワーでした。


○初対面で「乳首見せて」と言ってきたお兄さん

一番よく行く飲み屋で出会ったお兄さんです。
何でも地元では人気の飲食店の店長さんだとか。
その日は皆で下ネタで盛り上がっていたのですが、私が処女ということを言うと
「え?処女?まじ?じゃあ乳首見せて?」
と言ってきました。
笑顔で断ると
「ダメかぁ。じゃあ片乳首だけでどう?ねえ、乳首だめ?」
と終始乳首と連呼してきました。
その日ほぼ全額奢ってくれましたし、店の閉店後、他のお客さん達と一緒にファミレスへ行くほど仲良くなりました。

ちなみに後日、そのお兄さんの店にご飯を食べに行ったら外まで行列ができてました。食べログもかなり高評価でしたし、めっちゃ美味しかったです。
あとついでに二人の子供がいるお父さんであるということも知りました。
そして乳首の件は謝られて後日またご馳走してくれました。


○大学の先輩が「面白いおじさん呼んでいい?」と言って連れてきた某人気落語家さん

大学の先輩と久しぶりに飲むことになり、先輩宅の近所の焼き鳥屋へ行ったら「知り合いの面白いおじさん呼んでいい?」と言われオッケーしたら、目の前に某人気落語家さんが現れました。
なんでも先輩と某落語家さんは飲み屋で出会ってメル友&飲み友なのだとか。
すっごくビックリしましたが、隣に座って色んな話をさせていただきました。
ちなみにその落語家さんは私と先輩の飲み代全額奢ってくれました。

奢ってもらったことより、その落語家さんに「君は面白いからきっと楽しい文章が書けるよ」と言ってもらったことがお世辞でも嬉しかった。

 

他にもずっと私の落語トークを聞いてくれたのに「こんなおっちゃんに付き合ってくれてありがとな」と言って全額奢ってくれたどっかの会社の役員さん、トイレに行っている間に私の会計を済ませて帰って行った謎のおじいちゃん……

and more……

色んな人に奢られて私の今の飲酒ライフがあります。
ありがとう、みなさん。
みなさんの顔は忘れても、あの時ご馳走になった酒の味は忘れません。


私ももう少し大人になったら、皆さんみたいに年下の人にそっと酒をご馳走する大人になりたいです。