落語好き腐女子の酒日記(仮)

落語と酒が好きな腐女子の日記です。

六月に読んだ落語関係の小説で印象的なもの三選

いつも読んでいただいてありがとうございます。
今日は私が六月に読んだ落語関係の小説から印象的だったもの三選を紹介します!
尚、あくまで私が六月に読んだってだけだから最近発売されたという本ばかりではありませんのでそこんとこヨロピクりん❤️


噺家ものがたり〜浅草は今日もにぎやかです〜』村瀬健

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ラジオから流れてきた落語に感動して弟子入りを決めた青年の物語。
落語界を美化しているというか、ファンタジーの中の落語界って気は正直ありました。
また、やたら人情噺的新作落語がでてきたりしてお涙頂戴感を感じてしまいましたが、言い回しや謎かけがふんだんに盛り込まれた楽しい文章で、飽きずに最後までサクサク読めました。

 

『寄席品川清洲亭』奥山景布子

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寄席を開くことにした男の物語。
私の周りの落語好きさんにも読んでる人が多かったので購入しました。
寄席を開くまでの過程が細かく書かれていて落語好きさんには面白いかと。
ただ、物語の雰囲気的にちょっと対象年齢が高い印象。(アダルティすぎるとかではないです。ちょびっと❤️な部分もあるにはありますが笑)


『しょっぱい夕陽』神田茜

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作家、講談師として活躍する神田茜先生の書いた中年男女を主人公にした物語の短編集。
その中に『もえぎの恋』という落語家に恋する女性の話があるのですが、これがとても良かった。
読んでて「うわー!あっー!あっー!」ってなった(語彙力くれ)。
主人公が落語家への恋愛感情と真剣に向き合ってからラストまでは特に目が離せません。
私は以前ブログに「落語家さんのことを知りすぎたくないから打ち上げに参加しない」ということを書いたが、それに何となく通じるものがあると思いました。
収録されてる他の作品もハズレなし。

 

以上、三作品を紹介させていただきました。
ここ最近やたら本を読んでいるので近日中にまた本の紹介をさせていただきます!