落語好き腐女子の酒日記(仮)

落語と酒が好きな腐女子の日記です。

2月5日(水)談修インザピンク レポ ※閲覧は自己責任でお願いします

※ふざけて風俗レポ風にカいてみました。シャレとしてお読みくだされば幸いです。


こんつわw
1月下旬、オイラの友人B氏からお誘いを受けて、立川談修ちゃんが三席全部エッチな落語をしちゃうという神企画『談修インザピンク』のお誘いを受けましたwエッチな落語会に目がないオイラは当然マッハスピードで参加表明w

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チラシからも気合が伝わりますなw
しかしオイラは独演会などで談修ちゃんを聴いたことがなかったと思い(某余一会で一度拝見したことはあるし、ツイッターでは相互フォロー関係ですがw)改めて宣材写真、およびプロフィールチェックw

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40代後半とはとても思えないプリティフェイスw
また諸先輩方のによる談修ちゃんのレポを見ると、癒し系な見た目にも関わらず、今ではヤり手の少ない「妲己のお百」を披露したり落語に対して積極的な一面が伺えます。
これは期待と股間が膨らみを抑えられませんw猫が好きというのに若干あざとさを感じたしまうのはオイラが落語家のプロフィールを見過ぎだからでしょうか…😅
でもこのプリティフェイスのお方がエッチな落語をヤッちゃう…そう思うと俄然興奮が高まりますw

※ちなみにこの公演、前売完売の大人気公演であることが発覚wB氏の情報収集テク、及びチケット手配にはまさに脱帽モノでございます。

開場時間に会場へ着いたにも既に半分以上の席が埋まっており、開演時間にはもうキツキツのマン席でございますw
新人ちゃんらしき前座のカワイコちゃんがまだ慣れない様子で何度も「なるべく前の方へ詰めてください」とお願いする姿も。
うーんw新人好きのオイラとしてはこの子達の落語も気になるところです。

時間になり、いざ開演でございます。
独演会では前座さんといういわゆる新人ちゃんを使うことが多いのですが、なんとこの落語会は前座ナシでいきなり談修ちゃんとご対面w
久々にご尊顔を拝見した談修ちゃんはパネマジゼロのプリティフェイスw公式プロフィールによると47歳とのことですが、どう見ても30代にしか見えませんwですが黒紋付のビシッとキマッた姿が大人の男性フェロモンがムンムンと出ており早くもオイラは開演前からノックアウト寸前w

イッ席目のマクラから
「今日はたっぷりヤりますよ」
と大胆宣言w
それからは終演まで談修ちゃんの描く古典落語の世界にどっぷり浸からせていただいて…
三席たっぷり楽しませていただき9時前に大マン足で終演を迎えましたww

以下、ネタの雑感です。

『紙入れ』
イッ席目から不倫の噺で責めてくるこの大胆さ。
年よりも若く見える談修ちゃんは小僧役が似合うとオイラは思っていたのですが、いざ噺に入ると人妻の色気がムラムラっと感じますw声のトーン、人妻ならではの大胆さと大人の余裕、それに付帯する仕草から感じる色っぽさ…どれを取っても流石の一言です。中でも襟を直す仕草の色っぽさは談修ちゃん自身の持つ色気、気品と相まって一級品ですたw

『蛙茶番』
コチラもお馴染みの艶笑落語wオイラは『野外露出プレイ落語』みたいなそんな表現で終わらせたらしませんぞw
素人芝居のお話なので素人さんの落語教室の講師をしたマクラからスタートですw
談修ちゃんから一対一で落語を教えてもらえる神講座…。しかも談修ちゃん級のプロ真打から落語を一席稽古してもらえて驚きのコスパの良さで、演じる方としてズブの素人のオイラとして気になるところではありますが、一対一で談修ちゃんを目の前にしたら上手くヤれる自信がありません😅
さてそんな談修ちゃんの小僧役はやはりオイラの理想通りの可愛さw期待を裏切りませんw
そして惚れた女がいるからのぼせ上がる男のおバカっぷりな感じと憎めなさw
大いに笑わせていただき前半はゲームセットですw

『短命』
なんと本日ネタ下ろしだそうで……。つまりあの会場にいたオイラ達は談修ちゃんの初めての『短命』を奪っちゃったということですなw
直接的な表現をせず、焦らされて、焦らされまくって…からの爆笑wまさにこれぞ『艶笑噺』ですなw
オイラとしては『短命』に出てくる八五郎のかみさんはブッサイクだと思っているのですが談修師匠のを聴くと何故だか可愛く見えてしまったのも事実。なんて言うのか…談修師匠の八五郎とおかみさんは現役でバリバリやりまくっている感があるというか…。あれば八五郎とおかみさんの中にセックスレスを感じるからサゲの「俺は長生きだ」が効いてくるとオイラは思っているタイプなのでちょいとそこは違和感があったけど、でもこれはオイラの感覚の問題なのかもしれないw
それでも最後まで飽きずに楽しませていただきましたw

【総評】
一席約30分ずつの見事なペース配分は流石ですw
キチンと談修ちゃんの落語を聴くのは今回が初めてでしたが一席一席丁寧に落語をヤッくださるお方という印象でした。
落語を初めて聴く方でも、立川流はクセが強い方が多いとお思いの方でも、談修ちゃんの落語なら自信を持ってオススメできます。
欲を言うとお弟子ちゃんの落語も聞きたかったのですが、それは今度のお楽しみといたしますw

以上、ぶらり落語チン道中、童亭知代女(どうていしょじょ)のレポ、これにてお仲入りでございますw

また別の高座でお会いしましょうw

 

※談修師匠、及びファンの方、関係者の方すみません。もしこれを見てもどうか怒らないでください。

「お前の師匠への愛はその程度のものなのか」と誰かに言われたような気がした話。

一月の月末になり仕事が落ち着いた私は、友人と飲み会の約束をしていたためルンルンで仕事を終え、待ち合わせ場所に向かった。
少し時間が空いたのでカフェでお茶をしながら私の愛読書である『東京かわら版』を開いて何気なく今日開催の落語会の情報を見ていた。

※ちなみにこの『東京かわら版』は関東の落語会、演芸会を毎月1000件掲載し、日付別、出演者別で探せる優れものだぞ。また買ってない落語ファンはこの機会に手を取ってみよう。

今日の日付を開くとそこには私の大好きな師匠の独演会情報があった。そして開催時間は私が友人と待ち合わせをしている時間だった。

何故気付けなかったのか。途端に焦りはじめた。

私は落語が大好きで大学時代はオシャレも友達付き合いも殆どせず(センスも友達も殆ど無いに等しいだったからだが)落語に投資していた。
中でもその師匠のことは本当に好きで大学をサボって会に行ったことも何度もある。
今思うと親不孝にもほどがある。
※尚、この頃からコミュ症なので一切打上げなどは参加せず、ただただ純粋に落語を聴いていた。

落語会に行って師匠の落語を聴く度に好きな噺が増えていった。
学生時代は「師匠の落語を聴いている時が一番幸せ」と胸を張って言っていたのに。
大学を卒業してほぼニートみたいな生活をしている時も、師匠の落語会に行っている間は現実を忘れて落語の世界に浸かることができて。
師匠に近づきたくて、少しでも近いところに行きたくて運よく良い職場を紹介されて働き始めた。一年ほど前からもっとやりたい仕事ができて、新しい仕事をはじめた。
職場で世間話で「落語好きって言うけど、誰が好きなの?」って言われると真っ先にその師匠の名前を出した。
仕事は充実していたし、休みも予定が入っていることが殆どで、最近では家には帰って寝るだけの生活になった。
落語会は月に二回は行ってはいたが、師匠以外の会に行くことも増えてきた。
私は変わってしまったのか。

学生時代はまず、『東京かわら版』で師匠の出演する落語会をチェックし、チケットを購入なり、予約なりしてからそれ以外の予定を入れていた。
毎日師匠のそばにいられて師匠の落語を聴けたらどんなに幸せだろう、と思った。
もういっそ師匠の着ている肌襦袢になりたいと思った。
師匠に弟子が入った時は泣いた。
大好きな人がとられたような気がした。
このお弟子さんはこれから先の人生で師匠に褒められたり、怒られたらするんだ。
師匠の人生の一部がこの子が加わるんだ、そう思うと悔しかった。
それほど好きだった。

 


それなのに、一ヶ月も前からある会の情報を見逃していた。
いや、それは嘘だ。見逃していたんじゃない。「東京かわら版」で師匠の出演日をチェックすることも、師匠のホームページを開いて会の情報をチェックすることすら忘れてしまっていた。

 

「お前の愛はその程度のものなのか」
「お前はもう俺のことが好きじゃないんだな」
「あれほど好きだと言っていた師匠を、その他大勢の好きな落語家に加えたのか」

誰かにそう言われた気がした。

大好きな師匠の会があるということに気付けなかったそんな自分がファンとして恥ずかしい気がした。

今から友人に電話して「お腹が痛くなった」と嘘をついて会に駆け込むことはやろうと思えば出来る。
でも、私のためにスケジュールを開けてくれた友人を思うとそんなことはできない。


餃子と馬刺しが美味い店で私は今から友人と酒を飲む。

1000年に1人の逸材と言われた地下アイドルのライブに行ってきた話③

※特定が怖いので人名や地名等、一部情報を変えたりしています。

 

〜前回までのあらすじ〜
地下アイドルライブの空気についていけない私。
そしてどんな場所でも落語をやりきるW師匠しゅごい。


①はこちら
https://yukanagare.hatenablog.com/entry/2019/12/30/1000%E5%B9%B4%E3%81%AB1%E4%BA%BA%E3%81%AE%E9%80%B8%E6%9D%90%E3%81%A8%E8%A8%80%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96


 
②はこちら
https://yukanagare.hatenablog.com/entry/2019/12/31/1000%E5%B9%B4%E3%81%AB1%E4%BA%BA%E3%81%AE%E9%80%B8%E6%9D%90%E3%81%A8%E8%A8%80%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96


カナちゃんの歌謡ショーの前に司会の兄ちゃんとカナちゃんの本日初披露の新曲の作詞家であるS先生が舞台に登場した。
司会の兄ちゃんが
「S先生はあの美空ひばりさんや石川さゆりさんの歌の作詞した大御所の☆☆先生のお弟子さんである○○さんと親交が深かった■■さんと共に作詞家修業をされていたんですよね」
と言った途端に拍手が起こった。
いや、大御所の☆☆先生全く関係ないやん。

それからS先生の新曲に対する思いを聞かされる。らそれを頷きながら聴いているスキンヘッド。もう舞台よりこっちの方が面白いのでは…?
S先生がカナちゃんの歌の才能を絶賛し、最後に
「君からは石川さゆりと同じ売れる匂いがする」
そう言った途端、再び客席から拍手が起こりカナちゃんが嬉しさのあまり涙ぐむ。
そして新曲披露。それは切ないバラードのような恋の歌。
スキンヘッドが立ち上がると客席後方に行き、新曲を聴きながら早速踊りのフリを作って踊っている。
いや、あなたその才能何か別のものに活かせるって。
そしてその後、別の曲を何曲か披露する。確かに色んなタイプの曲を歌い分けられるカナちゃんすごいな。
そして全ての曲を終えてカナちゃんが舞台袖に下がる。
するとスキンヘッドをはじめ、数名が手を叩きながら「アンコール」のコールがかかる。

するとMCとW師匠が舞台に登場。
司会の兄ちゃんが「はい、アンコールありがとうございます。カナちゃんが今アンコール用の衣装に着替えているので、その間私とW師匠のトークで繋ぎたいと思います」
なるほど。アンコールあるの前提だったんだな……。
アンコールがもしゼロだったらどうしていたんだろう。
カナちゃんが着替えている間に、司会の兄ちゃんから「師匠はお仕事でいろんな場所で落語を演られると思いますが、どこか変わった場所で演った経験はありますか?」と言われたW師匠が
「この会場ですね」
と即座に返した。
そしてW師匠が営業先での面白エピソードを語り始めた。
すると、着替えの終わったカナちゃんがW師匠が面白エピソードを話している最中に手作りクッキーを配り始めた。
いや、せめて師匠の話終わるまで待ってあげてよ……。
衣装を着替えたカナちゃんが落語がテーマの曲を歌う。
合いの手で落語の演題や志ん生師匠をはじめ名人の名前が入るの面白いすぎる…。


全ての曲が終わって抽選会が始まった。
賞品はお酒、美容グッズ、電化製品など。
ちなみに入場料は1000円でワンドリンク付。そして全員に当たる1000円以上の景品。マジでどうやって採算とっているんだ…。
ちなみに私は焼き菓子の詰め合わせが当たった。ネットで調べたら2000円だった。
マジでどうやって採算とっているんだ…(二回目)
ちなみに特賞の豪華景品(蟹。自宅に郵送される)は全員でじゃんけんをして獲得者を決める。


普通じゃんけんだと勝ち残りであるのだが
「カナちゃんと気持ちが通じている人に受け取って欲しいのでアイコの人が残る方式にしましょう!」
という司会の兄ちゃんの言葉でアイコ残りじゃんけんが始まった。
ちなみに私は即負けた。


こうして全てのライブが終わった。即会場を出ようとしたらスキンヘッドに呼び止められた。
「君はこのライブ始めてかい?今後カナちゃんのライブはどこに来る予定?」
嫌な予感がしたので「ごめんなさい、私終電の関係があるので…」
そう言うと
「どちらにお住まいなのですか?」
と食いついてきたので
「いや、うち群馬のど田舎なので…」
と嘘をついた。
ごめん、群馬の人。
周りの人達はスマホを取り出して連絡先交換をしている。スキンヘッドが携帯を取り出しそうにしたので連絡先交換の流れになると怖いのでダッシュで会場を出た。
家に帰り、抽選会で当たった焼き菓子を見つめる。
これは、自分一人で食べたくない…。今度、お世話になった人に渡そう、そう思い袋に仕舞おうとしたら賞味期限が五日間しかなかった。
仕方がないので、焼き菓子の包みを開けてみた。
ご丁寧に熨斗紙がついていてそこには会社の名前とカナちゃんの名前が掲載されていた。
誰かに渡さなくて良かった。本当にそう思った。

 

 

 

感想として。
完全に別世界だった。
私にはよく分からない世界に熱狂している人達。確かに怖くなかったと言えば嘘になる。
だけど、私はネットでよく大好きな落語家さんの画像をリツイートしたりして
「可愛い。この世の天使だ」
「羽織もえっちだし、私服はもっとえっち」
「今日の『寿限無』も最高だった」
等とツイートしているが、それがツイッターのタイムラインに流れているのを見て、もしかしたら落語好きというわけではないフォロワーの皆さんも、地下アイドルのライブに行った時の私と同じような表情で私のツイッターを眺めているのかもしれない。
私とスキンヘッドさんは好きなものに情熱を向けているという意味では実はとても似ている存在なのかもしれない。


スキンヘッドはいつまでカナちゃんのファンを続けるだろう。
カナちゃんはいつまでアイドルを続けるんだろう。
そして私はいつまで落語ファンを続けているんだろう。

そんなことを少しだけ考えた。


地下アイドルライブ……。自分の人生に迷ったら一度行ってみると良いかもしれません。きっと色んな刺激を得るでしょう。
どうなっても私は責任を負いませんが。

1000年に1人の逸材と言われた地下アイドルのライブに行ってきた話②

※特定が怖いので人名や地名等、一部情報を変えたりしています。

 

前回までのあらすじ
地下アイドルと落語家のコラボライブに行ったら、ロン毛の兄ちゃんがドラムセット叩きながら古典落語『死神』を披露していたりしていた。客席のスキンヘッドのおっさんが怖かった。

※前回のブログはこちら↓

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そして落語家のW師匠が登場した。登場するなり若干目が死んでいた気がするが、それは単純に普段のお仕事で疲れていたのか、それともこの空気感で既に疲れていたのかは…分からない。
ちなみにこのWというのは頭文字ではない。W大を卒業した人のお店でアルバイトをしていたとのことで、ここでは仮名としてW師匠とさせていただいた。
今日来ている人の多くは落語を聴いたことがない、ということで実際に落語をやる前に解説をするらしい。
ちなみにW師匠は先程のロン毛の兄ちゃんがやっていた『死神』については一言も触れてなかった。
W師匠が扇子を使って蕎麦を食べる仕草を表現したり、手紙を読む仕草を披露。
落語を聴くのが始めてなのか、その度に「おおー!」という歓声が上がる。
そして落語の仕草や小噺をいくつか披露した後、W師匠が「カナちゃんにも実演してもらいましょう」と言われたカナちゃんが舞台に登場。
カナちゃんが落語の仕草を披露する度
「カワイ〜❤️」
の声が飛ぶ。声の主は…スキンヘッド、またお前か。
司会の兄ちゃんが「師匠、カナちゃんの出来栄え10段階評価でいくつですか?」
と言うとW師匠は死んだ目をしつつ、遠くを見ながら「10ですね〜」と答える。すると拍手が巻き起こる。


なんなんだ、この空間。(二回目)

そして休憩時間に。
休憩時間に隣に座っていたおじいさんに話しかけられた。
実はこのおじいさん、ライブの途中に入ってきて他に席空いているのにわざわざ詰めて私の隣に座ってきて、舞台で誰かが面白いこと言う度私の横を見て私が笑っているのか確認していたのだ。正直めちゃめちゃ怖かった。スキンヘッドのおっさんより怖かったかもしれない。ただ、私はカナちゃんの親御さんかな、と思って気を使い笑っていたのだ。
そのおじいさんが「君は誰のファンなんですか?」と聴かれ、適当に誤魔化したら自分とカナちゃんの思い出を語り始めた。適当に相槌を打っておいた。

休憩時間が終わり、W師匠が登場。師匠が小噺を言う度、カナちゃんの親衛隊が笑いながら拍手する。W師匠が「一々拍手しなくていいですから」と苦笑いしつつも有名古典落語時そば』を披露。
始まった途端に席を立つ人もいるし、最前列はカメラ回しっぱなしだし(いいのか?)、先程オリジナルソングを披露していた妙齢の女性が「あらこの落語知ってるわ」と言っておしゃべりを始める。
…この空気で最後まで落語をやっているのでもう充分すごいわ。本当にお疲れ様でした。

さて、再びカナちゃんによる歌謡ショーが始まる。


③へ続きます。

1000年に1人の逸材と言われた地下アイドルのライブに行ってきた話①

※特定が怖いので人名や地名等、一部情報を変えたりしています。


12月の某日、とある事情で某地下アイドルのライブへ行ってきた。
内容としては
『アイドル歌手カナちゃんと都内各地の寄席に出ている某演芸家W師匠によるコラボライブ』
だった。
ちなみにそのカナちゃんはneverまとめ上で『1000年に1人の逸材の地下アイドル』と言われていた。気になったらググってくれ。当たり前であるが、橋本環奈ちゃんではない。

開催地である会場は新宿の繁華街の地下にあり、キャパは30くらい。
受付で入場料1000円を払うとワンドリンク(アルコールも可)付だという。この広さの会場で1000円でワンドリンク付…採算取れるのか。
中に入ると客なのかスタッフなのかわからない人が何人もいた。
ただスタッフ含めても二十人もいなくて、多分客は十人いるかいないか、くらい。
ほぼ皆顔見知りらしく、会うと握手をして次のライブの話等をしている。
幸い私が席に着いてすぐにライブが始まった。
何人かのお客さんはスマホを三脚に立てて、ライブの様子を最初から最後まで撮影していた。どうやら写真撮影、動画撮影自由のようだ。

※ちなみに私は色々怖かったので一切撮影しなかった。

プロデューサー兼MCのお兄さんによる挨拶、カナちゃんの自己紹介の後、カナちゃんの曲が二曲連続で披露された。
歌唱力云々は私にはよく分からないが、普通に歌は上手かった。いや、それより歌のメロディと歌詞が予想外にしっかりしていた。
(あれ、意外と良い曲じゃん)
気になって後で調べたら別の人の曲のカバーだった。自分の曲じゃないんかい。
いや、それよりも気になるのはカナちゃんの横で踊っている美少女マスク(下図)

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を被った女性(だと信じたい)と、最前列に座り客席が盛り上がっているか常に後ろを向いて確認していた見た目ヤクザのスキンヘッドのおじさんだ。
美少女マスクの女性(仮)は名前をアリスちゃんと言ってダンサーらしい。ただ一言も喋らない(喋れない)ためそれ以上の詳細は分からないが、そのアリスちゃんがずっとペンライトと振りながらカナちゃんの横でステップを踏んでいる。
そして客席にいるスキンヘッドのおっさんだ。
おっさんは曲が始まると体を振り、ノリノリで時々立ち上がりながら手拍子をしている。そして何度も客席を振り返り、盛り上がりを厳しい表情でチェックしている。
正直怖かった。とりあえずそのおっさんや他のお客さんのマネをして手拍子をしておいた。


続いて出てきたのが芸人だという着物風なヴィジュアル系衣装を身に纏ったロングヘアーの兄ちゃん。
前に簡単なドラムセットを置いて、何とガチの古典落語『死神』をやり始めた。
ただ、本来の落語と違うのは扇子と手拭いの代わりにドラムセットで音等を表現することだ。
例えば落語では
扇子で床をトントン叩いて
「こんにちは、誰かいますか?」
などと言って扉を叩いているのを表現する。
それをこの兄ちゃんはドラムを叩いて表現する。
それ以外は余計なギャグとかを入れないガチの古典落語。それなのに合間合間にドラムが鳴る。シュールすぎるだろ。
いや、落語上手いから普通にやって欲しかったわ。
ちなみに落語好きの皆さんはご存知でしょうが、『死神』は最後、主人公が死に舞台に倒れて終わるのですが、落語初聴きであろうお客さん達は、落語が終わったということが全く分からず拍手が起こる気配がなく、五秒くらい横に突っ伏していた兄ちゃんが起き上がって気まずそうに「終わりです、ありがとうございました」って言うとようやく拍手が終わった。
いや、あなた普通に落語やった方が絶対ウケるって……。


続いて出てきたのが妙齢のシンガーソングライターを名乗る女性。
自作のオリジナルソングを歌う。いや、それくらいでは別に驚かない。
すると間奏の部分で舞台から降りて客席の一人一人と握手をし始めた。気まずさMAXである。
歌が終わると今度はモリー君と名付けられた自作のヤモリのパペットを取り出してそのモリー君との漫才を始めた。笑いどころが全く分からない。
なんなんだ、この空間。


次に出てくる落語家さんはこの空気で何をやるのだ…?

 

 


②へ続く

 

仙台花座に行ってきました

お久しぶりです。
さて、12月の6〜8日にかけて仙台旅行の中で2018年4月に誕生した寄席演芸場『魅知国定席花座』に行ってまいりました!!!
本当は友人と合流する前の12月6日夜の会にだけでいいかな、と思っていたのですが友人が「落語生で聴いたことないから聴いてみたい」とのことで7日の夜も行くことになりました。そんなこんなで花座のレポでございます。

 

花座基本情報
○毎月1日〜5日、21日〜30日は寄席興行、それ以外の日は若手落語家さんの落語会や東北の漫才師さんや三味線弾きさんのライブをやっていたりします。詳細はHP参照。
○飲食物の持ち込みはNGです。受付のところに売店があり、飲み物やおつまみが売っております。ソフトドリンクだけでなく缶ビールやワンカップ酒もあるのですが、日本酒をもっきりで売っているのは花座ならでは、かもしれません。今回私は買いませんでしたが、次の機会にはワンカップ酒を買ってお酒を飲みながら落語を楽しむのも良いなって思っております。
売店ではお土産も売ってあり、オリジナルの手拭いやら扇子、落語情報誌『東京かわら版』なども売ってます。

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※ちなみに花座オリジナル手拭いのイラストを手掛けているのは私の友人のおっさん(って言うと怒るからお兄さん)だったりする。世間は狭いね。
○キャリーケースなどの大きな荷物はスタッフさんに言えば預かってもらえます。ただ花座もあまり広くなさそうなので複数人でキャリーケース預けちゃうと受付の人大変かも。電話で確認した方がいいかもしれません。
○客席は階段をあがった二階にあり、靴を脱ぐ必要があります。ちなみに私はそれを知らなくて、初花座で穴の空きかけたタイツを履いて行ってしまいバレないようにずっと足元をコートで隠しておりました。行きずりの恋と一緒でいつどんなタイミングで下着も靴下も脱ぐことがあるか分かりませんね。油断は禁物です。尚、今回の旅で行きずりの恋で下着を脱ぐことはありませんでした。
○キャパは最大40席。基本予約なしでフラッと入れますが、貸切興行があったり、大人数の団体さんがいたりすると当日もしかしたら入場が厳しかったりするかもしれないので、確実に行きたい場合も電話して確認した方が良いかもです。私が最初行った時も当日二十人近くの団体がいて、一般客の枠が少なくて、ギリギリ入れた感じだったので。

まあ詳細は花座のホームページをみてください。

 


以下私の花座に対する雑感です。
仙台駅から徒歩で15分から20分くらいかかりますが、仙台駅からはずっと長いアーケードがあるので雨の日でもそこまで移動は辛くはないでしょうが、私はキャリーケースを持っていたので移動が怠かったのと方向音痴のため、仙台駅から地下鉄を使って二駅目の勾当台公園駅で降りました。
ここからだと徒歩3分くらいで、方向音痴の私でも迷わず行けました。
開場前の夕方はこんな感じです。

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一階はラーメン屋さんです。美味しいとの評判ですが今回は時間の関係で行けず。次こそは…!
開場時間に行くと芸人さんが太鼓を叩く音が聞こえました。窓を開けているので冬場はちょっと寒そうです。

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迷った時は太鼓の音が聴こえる方に向かうといいのかも(笑)ちなみに花座の入口の横には協賛の方々と思われる名前入り提灯がたくさんありました。

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また花座のある周辺は国分町や一番町という繁華街なので大いに落語を楽しんだ後は花座の近くで美味しいお酒と料理を楽しめます♪

では、お読みいただきありがとうございました✨

え、肝心の落語会の感想?
すみません!書くの疲れたからまた次回!!!
今回は花座という会場そのもののレポでした〜。

 

落語家の元カノに交際事情を聞いてみた。

今日も酒がうまい!!!
昨日書いたブログをTwitterに投稿したら地味にイイネをもらっている。
みんなやはり女問題は気になるのかしら。
そういえば昔、落語家さんと付き合っていたことがあるという女性と飲んだことがあるのですが、色々面白いことが聞けたので差し障りのない範囲で思い出して書き出しています。

その時は飲みながら普通に喋っていたけどわかりやすくするため質疑応答形式にしましたし、彼女の口調も変えてます。
※特定を避けるために色々ぼかしていたりしてます。尚、DMとかで「これ誰なんですか?」とか聞かれても一切答える気ないのでよろしく。
あと、これはあくまで私がこの女性から聞いた話なので落語家が皆が皆そうだとは思わないでおくれ。
落語家も一人一人人間性や考え方も違うと思うし、落語家の数だけ恋愛のやり方や愛の形があるだろうからさ。


Q.落語家さんとの出会いは?
A.共通の趣味があって、その関係で知り合った。そこから二人で飲みに行くようになった。元々私も落語好きだから話も合って、何度か二人で飲みに行った時、流れで付き合うようになった。

Q.交際時、彼の落語会とかは行きましたか?
A.何度か行った。正直面白いとは思っていなかった。でも好きだったから応援していた。あと、家にいたら目の前で落語の稽古始められて、正直な意見聴かせてと言われたのでダメ出ししたら不機嫌になった。

Q.デートはどんなとこ行くんですか?
A.飲みに行ったり、動物園とか、映画館とか。向こうの家行ってご飯作ったこともある。普通のカップルと一緒だね。

Q.落語家と付き合って良かったことは
A.夏の花火デートで、二人で浴衣を着たけど和服着慣れているから着付けがめっちゃキマッてた。あと面白い話が沢山聞けるし、地方へ行くことが多いからお土産を色々もらえた。

Q.落語家と付き合って大変だったことは
A.仕事の時間が不定期だし、土日が稼ぎ時だからかデートのスケジュールが合わないことがあった。急に師匠から呼び出されてたり、先輩に誘われて打上げ(飲み会)になって急遽デートが中止になったりしたこと。

Q.お互い周りに交際は言っていた?
A.特に隠してはいなかった。私も親に相手の職業言っていた。
相手の常連の飲み屋に連れて行かれて店の大将に「彼女です」と紹介されたこともある。

Q.なんで別れたんですか?
A.あいつの浮気が発覚したから。

Q.落語家って浮気っぽいんですか?
A.人によるでしょ。スポーツ選手だって学校の先生だって真面目な人は真面目だし、浮気性な人は浮気性だし。あいつがたまたまそうだっただけだと思う。

Q.落語は好きですか?
A.あいつは嫌いだけど、落語は好き。多分これからもそれは変わらない。でもよりを戻すつもりは一切ない

 

だそうです。

繰り返しますが、これはあくまで私が彼女から聞いた話をだいぶ濁したものですし、八百人以上いる中の内一人だけしかサンプルがいないので、あくまでとあるカップルの交際時エピソード的な感覚で読み流してくださいね。
今日も酒がうまい!!!!
じゃあな!!!!
問題あったらすぐ消すがな!!!!